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Flat Leon Works

アプリやゲームを作ってます。

ゲームにおけるタッチスクリーンの問題点

タッチスクリーンの問題点はタイミングではない

モバイルのタッチスクリーンがゲームのコントロールとして最悪である理由を解明した研究論文、フィンランドの大学から | TechCrunch Japan

上記の記事ではタッチスクリーンの問題点としてタイミングが不定である点を挙げています。しかし個人的にはiPhoneでゲームをやっていてタイミングに問題を感じたことはありません*1。記事ではFlappy Birdを例にあげていますが、Flappy Birdでもタッチの反応が気になったことはありません。Flappy Birdは確かに難しいゲームですが、Flappy Birdの難しさは単純にタイミングのシビアさにあります。物理ボタンで遊んだとしても難易度はたいして変わらないでしょう。

しかし、タッチスクリーンには問題点がたくさんある

タッチスクリーンでゲームを遊ぶ際にタイミングによる問題はないと述べましたが、タッチスクリーンによる操作に問題がないとは言っていません。問題がないどころかおおありです。以下は個人的に感じたタッチスクリーンの問題点です。

  • 快感がない
  • 画面が指や手で隠れる
  • 遠いボタンのタッチに時間がかかる
  • ボタンの感触がないので空振りしやすい
  • 指でないと反応しない
  • 押したつもりがなくても反応してしまう

快感がない

タッチには物理ボタンを押したときのあの気持ちよさがありません。これはタッチスクリーンでのゲーム操作の一番の問題点かもしれません。

画面が指や手で隠れる

画面をタッチするので当然、画面が指や手で隠れてしまいます。画面が指で隠れてしまうと、現在の状況がわからなくなるという問題はもちろんありますが、対象が小さい場合にタッチするのが難しくなるという問題も発生します。タッチペンを使うという手段もありますが、タッチスクリーン対応のタッチペンは太いものが多く、反応も悪いような気がします。また、タッチペンだと2箇所同時にタッチできないので*2、2箇所以上同時にタッチするゲームでは使えません。

ちなみに携帯ゲーム機のPSVitaは背面タッチという画期的な機能を搭載していますが、あまり活用はされていないようです。そもそもPSVitaには物理ボタンがありますからね。ではiPhoneに背面タッチ機能がつけば、活用されるのかというと、されないような気がします。想像してみるとだいぶ使いづらいです。ただ、これは背面タッチで画面上のボタンをタッチしようとした場合です。照準をコントロールするというような場合には活躍するかもしれません。

遠いボタンのタッチに時間がかかる

タッチスクリーンのゲームでは画面上のボタンをタッチする必要がありますが、すぐに指の届く範囲にボタンがあるとは限りません。すぐには届かない場所にあるボタンをタッチするには、持ち方を変える必要があります。これは大幅な時間のロスになります。持ち方を変える必要がなくても指の移動に時間がかかります。また、遠くのボタンを押そうと指を伸ばせばその分だけ画面を隠すことになります。

ボタンの感触がないので空振りしやすい

ここでいう空振りとは目的のボタンでないところをタッチしてしまうことです。タッチスクリーン上のボタンは指の感触でボタンの位置を知ることができないので空振りしやすくなっています。

スクリーンに凹凸を与える技術(動画:変形して押せるボタンが現れるタッチスクリーン Tactus Tactile layer - Engadget Japanese)を使えばこの問題は解消できそうですが、まだ実現されていません。

指でないと反応しない

タッチスクリーンは基本的に指でないと反応しません。このことの何が問題かというと、画面上のボタンを爪でタッチしても反応しないということです。爪でのタッチは、そのつもりがなくてもボタンの位置によっては発生してしまいます。これも空振りになってしまいます。イライラです。

https://flatleon.github.io/SiteFiles/FlatLeonWorksWEB/touch_screen_as_game_controller_01_e.png

押したつもりがなくても反応してしまう

タッチスクリーンは指というか肌でしか反応しませんが、逆にいうと指でなくても肌であれば反応してしまうともいえます。iPhoneを横持ちでゲームパッドのように持つと、親指の付け根で画面端をタッチしてしまうことがあります。これは特に親指で少し遠くのボタンを押そうとしたときになりやすいです。

https://flatleon.github.io/SiteFiles/FlatLeonWorksWEB/touch_screen_as_game_controller_02_e.png

タッチスクリーンで激しいアクションゲームは可能か

これらの問題があるため、タッチスクリーンのデバイスはゲーム、特にアクションゲームには向いていないと思われるかもしれません。しかし、比較的高難易度なアクションゲームであるケロブラスターやDownwellは快適とまではいかないまでも、普通に遊ぶことができました(クリアもしました)*3

タッチスクリーンはアクションゲームには不向きですが、コンシューマにあるような普通のアクションゲームを普通に遊ぶことはできるのです。もちろん、ゲーム製作者側がスマホに考慮した操作方法にしておく必要があります*4。ケロブラスターやDownwellはしっかりと考慮されていると感じました。

まとめ

  • タッチスクリーンでゲームを遊ぶ際にタッチタイミングは大きな問題にならない
  • タッチスクリーンはアクションゲームには不向きとは言え、普通にアクションゲームを楽しむことはできるので、どんどんアクションゲームを出して欲しい
  • 手軽なスマホゲームパッドがもっと出て欲しい

*1:もしかしたら、iPhone以外のデバイスではタイミングの問題があるのかもしれません

*2:タッチペン2本持ちもできなくはないですが、そうすると本体は机に置くなどする必要があります

*3:もちろん遊ぶことが厳しい作品もあります。アーケードからの移植であるメタルスラッグは個人的には無理でした。

*4:よく使うボタンは左右2つずつの合計4つぐらいまでにしておくのが良さそうです。